アメリカ紀行2014年8月(2)
思い立って、今回の旅行中の呟きをTogetterにまとめたところ、予想以上に多くの方に見ていただいたようで、驚いています(有難うございます)。今回はFBでご紹介いただくケースが多く、これも不思議です。アメリカの博物館(への行き方)って、あまり日本では紹介されていないのでしょうか?、あるいは写真がざざっと閲覧できるからでしょうか。
2014年夏、アメリカの博物館へ行く。 - Togetterまとめ
さて、ブログの方は、淡々と行った博物館のリストアップを。現地では呟く時間のなかったことや、デジカメで撮った写真を中心に、Togetterとはまた別の側面をご紹介できたらと思います。
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8月8日(金)フィリップスコレクション、ナショナル・ギャラリー西館1F、東館、ナショナル・ギャラリー彫刻庭園。フリップスコレクションは、HPに「コレクション展は寄附、特別展は$10.00」とあったのと、スミソニアンの博物館群で無料に慣れてしまったので、受付に寄らずに直接展示室に入ってしまった。展示室入口に大きな寄附の箱があったし。あとから、展示室内で多くの人が服にシールを貼ってるのを見て、あれ?有料だった?と後悔。特別展も開催されていたが、特に仕切りなどなく、そのまま見て回ることが出来た。大勢いた監視員さんからも何も言われなかった。そう言えば、おなかが空いていたので、先にカフェに入ったが、これがとても素敵なカフェだった。美術書や雑誌が無造作に置いてあるテーブルとか。カフェの黒人のお姉さんの服装や髪形がとても素敵。監視員さんも男女を問わず、おしゃれ。制服じゃないところが格好いい。いかにも業界関係者といういでたちの人たちがたくさんカフェに来ていた。
個人の邸宅を改装した美術館なので、展示室の構成は複雑かつこじんまりしていたが、作品は見ごたえ十分。Music Audio Tourというのが壁に書いてあって、絵画に合わせてこの時期のアメリカ音楽が聴けます、と。指定の電話番号に電話をかけ#19とか押すと、音楽が聴けるらしい。Nature and Abstructionというコーナーが気に入った。
ルノワールの「舟遊びの昼食」があり、今までルノワールは甘ったるいから嫌い!と思っていたけど、2次元なのに3次元に錯覚させる技法が見事だと思った。これは、画集で見ても分からないだろう。ちなみにこの絵を題材にした小説が、ショップに平積みになっていた。
iTunesでフィリップスコレクションのアプリがあることが分かり、今、ダウンロードしている。
ちなみに、ナショナル・ギャラリーやハマー美術館のもあるようだ。フィリップスコレクションのは、オーディオガイドがテキスト付きで入っているので、ヒアリングの練習によいかも。下の写真は、ミュージックルームのエル・グレコ(ピアノの左側)。
ナショナル・ギャラリー西館1F、東館。前日見残した部分を制覇。西館1Fは彫刻や家具など、雑多な印象でメインフロアーに比べると概ねがっかり。彫刻の部屋で中国人親子と思われる男性2人が、至極真剣にデッサンしていたのを目撃。男の子は小学生くらい。すさまじい英才教育!(以前、東欧の教会のクラシックコンサートで、最前列に正装した中国人親子が座っていて、とても幼い子どもたちなのに、居ずまいを正して最後まで大人しく演奏を聴いていたのを思い出した。中国には絶対勝てないと思った←勝つとか負けるとかの発想自体がおかしいけど)もっとカッコイイ作品をデッサンしてよ、とは思ったが。
ナショナル・ギャラリーのショップやフードコートがこれまたすごい。デパートかと思った。東館と結ぶ歩く歩道のデザインも派手派手。東館は工事中で、一部しか見学できず残念。しかし、何なんだ!この巨大さは。
これは、斬新ですよね↓
帰りに、ナショナル・ギャラリー彫刻庭園のJazzコンサートに。先にパビリオンカフェで食べ物を調達。人が多すぎて大変なのだけど、ナショナル・ギャラリー本体よりははるかに幅広い層に親しまれているようで、彫刻庭園の有意義な使い方だと思ったし、美術館の広報もしっかりされていた。
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うーん、一日分しか進まなかった・・・・。