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インドネシア旅行記(3)プランバナン遺跡公園からの帰路とプラウィサタ劇場

3月13日(木)、プランバナン遺跡公園からの帰り道が、なかなか楽しかったので、記録しておきます。

帰りのバスがなくなってしまうといけないので、早い目にプランバナン公園を出ました。十分、ゆっくりしましたが。遺跡公園内の食事処でごはんでも、と思ったのですが、午後3時頃には、もうすっかり店じまいをしていました(インドネシアの人たちは早起きで、午後は早めに終わってしまうようです、博物館の閉館時間も、大概、早いです)。この日の昼食は、ANAで出た軽食のパンを持ってきていたので、遺跡で食べただけ。インドネシアの人たちは、日陰で、お昼に持参の食事やおやつを食べてる人がちらほらでした。

遺跡公園からトランスジョグジャに乗れるバスターミナルまでの道は、こんな感じです。10分くらい歩いたでしょうか。これは、バスターミナルとは反対方向を撮ったもの。↓

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↓ こちらは、バスターミナルへ向かう道。シャープの看板がある電気屋さん。

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バスターミナルに着いて、バス停の場所を聞いて・・・このあたり記憶がもうあいまいですが、たぶん、この写真のバス乗り場。トランスジョグジャの1Aに乗ったことが分かります。

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バスが来ると、こんな感じで乗り込みます。この時点で15:20ですね。

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そう言えば、ホテルのMさんには、「バスで行く」と言ったら、「インドネシア語、喋れますか?」と言われたけど、バスに乗るのに、現地語は要らないです。ジョグジャカルタでは、観光業の人は皆、英語が通じて、トランスジョグジャの係員さんも、皆そうです(後で分かったことですが、ジャカルタの方が英語苦手っぽい人が多いです、たぶん首都に出稼ぎ等で流入してきた人が多いからかと)。でなくても、「ジョグジャカルタ?」と聞けば、答えはイエスかノーの2択ですから。

混んでいたのですが、うまく座れて、私の左隣は、快活な高校か大学生くらいの女の子でした。数人のグループで、向かいの連れの子たちと、私が日本人なので、面白がって何やら言っているようで、自然と会話が始まりました。降りる場所が心配だったので、ホテルで貰ったマップを見せて、今、どこ走ってるの?みたいに聞くと、彼女は一生懸命地図を眺めて、たぶん・・・・(今回のインドネシア旅行で、地図を理解しようとしてくれたのは、彼女が唯一でした。どうも、インドネシアの人たちは、地図を読むという習慣がないものと思われます。地図を見せて、現在地を教えてもらおうと思っても、一度も成功しませんでした)。

私の泊まっていたホテルは結構有名で(これは無事帰るためには大事なポイントと思われます。現地の人に聞く時や、乗り物に乗った時に)、マリオボロ通りというジョグジャカルタで一番の繁華街に近いのです。バスの隣の女の子は、「マリオボロ!私たちもマリオボロで降りるから大丈夫!」と言ってくれたので、マリオボロ(私はマルボロと覚えてしまいましたが)は強く印象に残りました。つまり、この後、どこに行っても、マリオボロ!と言えば、ホテルの近くまで帰れる訳です。

女の子と楽しく話していたのも束の間、バスが故障してしまい、全員、途中のバス停で降ろされてしまいました。彼女が、故障したから降りなさいって、と教えてくれて、バス停に出ました。何台かバスは来るのですが、違う方面行きだったり、すでに満員で乗れなかったり、その度に、彼女は、これは違う、とか教えてくれます。

やっとバスに乗れて、でも満員なので、乗降口は開けっ放しで走ります。しかも揺れるので、うっかりすると、バスから振り落とされます。揺れると、彼女は親切にも、私の腕をつかんでくれるのです。同じグループの女の子たちも、キャーキャー言いながら楽しそう。そんなこんなで無事、マリオボロ通りに到着し、彼女たちにお礼を言って別れました。

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マリオボロ通りの馬車。

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 マリオボロ通りのトランスジョグジャのバス停(上が入口の写真、下が出口の写真)。ここで降りたのか、もう一つ北側だったかは忘れてしまいました。

マリオボロ通りの屋台で、ウズラの卵の串焼きとか焼鳥とか、ゴマ団子とか買ってホテルに帰りました。途中、心惹かれた花びらを売る人たち。何に使うのでしょう?

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さて、ホテルに帰って、夜のラーマヤナ舞踊はどうしようか、だいぶ迷いました。ホテルで貰ったマップや、マリオボロ通りのインフォで貰ったマップを見ると、プラウィサタ劇場の場所は歩いて行ける距離に見えるのですが、「歩き方」の地図や今日、自分が歩いたマリオボロ通りの距離を考えると、これは相当ありそうです。観光用のマップは、必ずしも縮尺が正確ではない訳です。じゃあ、どうするか・・・。夜なので、タクシーという選択肢しかなさそうと、ここで決断。

プラウィサタ劇場は、ディナー付、ディナーなし、2タイプの料金があるのですが、外国人用ディナー100,000ルピアは物価水準から考えると高いな~(だって、バスは3,000ルピアですから)、ディナーなしに決定。開演の20分ほど前にホテルを出ました。

ホテルの入口のドアマン(と言っても、昼間と服装が違うので、たぶんホテルスタッフではない?)にタクシーを頼むと、行先を聞いて、玄関口にいた運転手さんに伝えてくれました。ドアマンにいくらくらい?と聞くと、20くらい、との返事。その単位は何なんだ?

「歩き方」には、メータータクシーを使うように書いてありましたが、早くも失敗。翌日だったか、白人さんが、ドアマンではなく、ベルボーイカウンターに「タクシー」と言ってるのを耳にし、今度からはそうすべき(=メータータクシーが使える)ことを学びました。

この晩は、結局、確か30(30,000)ルピアくらい運転手さんに払って劇場で降りました。どうも、1000の桁を省略して20とか30とか言うようですが、これはケースバイケースのようです。ジョグジャカルタでは、いろんなシーンで値段交渉がいるので緊張します。

もちろん、プラウィサタ劇場の鑑賞チケットなどは、外国人価格で初めから高い値段がついていて、(ディナーなしで250,000ルピア)値切ることはたぶん出来ないでしょう。

小雨が降って来たので、野外ではなく、屋内の舞台での上演になりました。昼間、プランバナンのミュージアムで見た楽器が舞台と客席の間に並んでいて、演奏者はすでに位置に着いていました。一番前の席に案内されて、横は、日本人の若い男女でした。日本の方ですか?とあいさつだけして、先方も特に話したそうではなかったので、それ以上は何も話しませんでした。開幕前に、日本語で書いたあらすじが配られました。開幕直前だったか、日本人シニアなグループ数名がガイドさんとやって来て、劇の途中で帰って行きました。翌朝が早いからでしょうか。後は、白人さんが数組。

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 ラーマヤナのお姫さま。

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 王子さま。

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独特の音楽がいい感じです。CD欲しいなと思いましたが、たぶん現地で聞くのがいいのでしょう。

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子ザルの役で小さな男の子が出てきました。すわ、労働基準法違反じゃないの?ととっさに思いました。この時点で夜の9時前後。この子はまだ幼児に見えました。インドネシア労働法ってどうなっているんだろう。そう思うと、劇の内容より、そっちが気になって。

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手前の2人が子ザル役の子どもです。黒い衣装の子は特に幼くて、就学年齢以前のように見えました。我が子と引き比べ、偉いよな~と見るか、気の毒と見るか・・・。手に職をつけるという観点から見ると、賢明な人生のようにも思えます。歌舞伎役者の家系のようなものなのか?

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児童労働について考えているうちに、ラーマヤナ劇は終わりました。手前が演奏しているおじさんたちと、歌を歌う女性陣。

帰りは、受付のところで、タクシーに乗りたいと言って、そこに待機していたタクシーに乗りました。事前に運賃交渉(確認)をすべしとのことで、「いくら?」と聞いたら、「いくらがいいか?」と逆に聞かれたので、とっさに返事に窮しました。しばし、沈黙。先方から「50でどうだ」と言って来たので「高すぎる」と言ったら「30」と。行きと同じなので、高いとは思いましたが、まあ、それで手を打つか、です。ホテルのゲートをくぐる時に、ドライバーが一瞬、メーターを倒し、ゲートを過ぎると消したので、しまった!と思いました。メータータクシーだったのです。メーターならもっと安く帰れたはずです。空港からが60でしたから。ということで、最初の冒険は、ちょっと高い授業料を行き帰り払ったことになります。が、あとから考えると、20か30かは、200円か300円かでカッカするようなものなので、あまりムキにならない方が安全だと思いました。

気になったインドネシア労働法や労働事情を調べてみました。

・「児童労働の撲滅を4~5年以内に:ILO勧告(2003年10月)」独立行政法人労働政策研究・研修機構 http://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2003_10/indonesia_02.htm

・「インドネシアの人事労務」久野康成公認会計士事務所 http://www.kuno-cpa.co.jp/tcf/indonesia/information-labor.html

労働法は思いのほか整備されているようですが、このあと目にした現実は、なかなか厳しいように見えました。工場勤務とかではない人たちの労働実態の話ですが。以下、続く。