ぶどうの挿し木イベント
2014年3月1日(土)、高槻市の京大農場内で、「ぶどうの挿し木イベント」が開催されました。
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/event/1387349759620.html (高槻市広報)
主催は高槻市、協力が京都大学大学院農学研究科附属農場・独立行政法人都市再生機構・(仮称)安満遺跡公園市民ワークショップです。市民WSのメンバーとして、挿し木イベントのお手伝いに行って来ました。口だけ出して、手出さないヤツ、と言われると困りますからねー。ぶどうは・・・本当に大きくなったらどうしよう・・・。
スタッフは8:45分集合、家から歩いて20分くらいです。犬の散歩は往復30分コースでしたが、京大農場は散歩コースより少し遠いです。9:45分開場のはずが、早くも9:00頃から、一般の方が並び始めました。えええーっ。
我々は、まず、枝を切る練習から。
こちらは、参加待ちの皆さん、今からこの人数で、どうなるんだろう・・・。急遽、枝をあらかじめ切り取ってストックしておかないと間に合わないという話に。
津軽三味線奏者の徳田恵美さんのウェルカム演奏(彼女もWSスタッフの一員です)と、畑中農園の畑中秀子さん、近藤信昌さんによるアドバイス、そして、いよいよ枝の配布です。
http://tokainakahara.osakazine.net/e259963.html (畑中農園はどこ?)ブログあるんだ・・・
https://www.facebook.com/hatanakanoen (畑中農園 惣介蔵)えっ?FBもあるの・・・
http://takatuki.jp/blog-entry-191.html (原 どぶろくの里、畑中農園 惣介蔵「どぶろく原いっぱい」) どぶろくも作ってるんですか・・・。「高槻市原地区(とかいなか創生特区)では2007年から「どぶろく」の醸造が始まりました」と。「とかいなか創生特区」って、何ですか、それ。
【追記】早速、ブログを読んで下さった、同じWSメンバーのFさんが、特区情報を教えて下さいました。構造改革特別区域計画「高槻・とかいなか創生特区」(通称:「どぶろく」特区) http://www.city.takatsuki.osaka.jp/shisei/seisakuzaisei/seisakusuishin/kozokaikaku_tiikisaisei/1327647310491.html
当初の予定では、切りたい枝を選んでもらって、私たちスタッフが切り取る(怪我防止のため)段取りだったのですが、それではさばききれない、という判断で、枝を切りためて、そこから選んでもらう、特に希望がある場合は、枝を切る、という方法に変更。この辺りの臨機応変さ、市職員さんや空間創研の皆さんはさすがです。(市役所やコンサルに就職希望の学生さんは、こういうイベント(の手伝いに)来てみると、仕事の内容や求められるスキルがよく分かっていいのではないかと思いました。)
枝を選んでもらっているところ。↓
20人×23班過ぎたあたりから、少し空いてきたかなー。ようやく、写真を撮る余裕が出てきました。そこまでは、ひたすらブドウの枝、切ってました。固い枝と切りやすい枝があります。
とにかく、こんなに人が来るとは思いませんでした。タダ!無料!の威力のすごいこと!
イベント終わって、片付けして、戻ってくるスタッフの皆さん。
しまった!ビフォー、アフターの丸刈りになったブドウの木の写真を撮ってくるの、忘れました。
このブドウの木、もう伐採されてしまうそうです。若木は、一部、移植するそうなので、枝切らないで、と言われました。大きく成長した木は根が回り過ぎて(広がり過ぎて?)、もう移植には適さないそうです。あ、これ、巨峰です。
私が貰って帰ってきた巨峰の枝。↓
土は、たまたまいつも玄関脇にある鉢植え用の土です(赤玉土+腐葉土)。挿し木は、赤玉土だけで挿して下さい。
今回のブドウの挿し木の挿し方は、以下の通りです(畑中さん、近藤さんに教えていただいて、私の記憶の中の・・・)
1.枝はお彼岸の頃まで乾かしておく(昔は縁側の下などで乾かしていたそうです、雨の当たらないところですね)。
2.挿し穂は、下から2つの芽はもぎ取り、上の1つか2つを残す。下から2つ目と3つ目の間まで土の中に埋まるように挿す。
3.赤玉土に挿し、水を遣り、以後は表面が乾いてきたら灌水。赤玉は細かすぎても、粗すぎてもダメとのこと(細かい赤玉土は水はけが悪く目詰まりします)。
4.あとは成長に応じて、鉢替えです。
ブドウは挿し木自体は簡単で、よく成長するそうです。巨峰は結実させやすいとか。
3本とも全部育ったら、スペース的に怖い気がしますが。だって、元々の農場では、1本でもこんなに大きいのです。
この日(今日ですが)は、結局600人もの一般参加者が来られたとのこと。安満遺跡公園プレイベント第1弾としては、大成功だったのではないでしょうか。雨も降らずに済み、寒くもなく、事故もありませんでした。
さて、ここからは、懐かしの、京大農場周辺農地の光景です。民有地と市有地が混在しています。フェンスで囲って、何も植えてないのが市有地。民有地部分は、現在、畑貸しになっていて、まあ、ごちゃごちゃはしてますが、楽しい一角です。JR東海道本線が、隣接して走っています。撮り鉄さんも時々見かけます。
フェンスの中は市有地にして、たぶん埋蔵文化財包蔵地。
まめに手入れされた豆!
こんなオシャレな畑が、公園の中でも続いていくといいなーー。