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下之郷遺跡まつり2013

今日は、安満遺跡公園市民WSのメンバーで、滋賀県守山市にある下之郷遺跡まつりに行って来ました。しばらくWSには参加出来ていなかったのですが、今日は都合がよかったので。もっとも、今日は市役所で近隣住民向け「(仮称)安満遺跡公園整備構想【素案】等に関する説明会」が同時刻に開催されていて、こっちも行きたかったのですが、説明会は明日の夜にも同じ内容で開催されるため、そっちは明日に回すことに(体力、気力的にはけっこう辛いですが)。

今回の見学は、市役所の安満遺跡公園整備室や空間創研の皆さんが全部段取りして下さったので、超ラクちんです。これを市民だけでやろうとすると、まあ大変・・・なので、自主性とか自発性とか言わずに、親ガメのう~え~に、子亀を乗せて~~(成熟ならぬ爛熟?した市民。まだ腐っていないことを祈るのみ)。

ワゴン車は何と、いわゆる運転手さんではなく、事務局の市職員さんが運転して下さいます。びっくり&すみません。1時間ほど走って、下之郷へ。下之郷史跡公園の向かいの三光工場さんが駐車場を提供して下さっていて。ここの交通整理が大変そうでした。

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下之郷史跡公園と、周辺の様子。史跡公園化されているのは、下之郷遺跡のごく一部で、遺跡全体の上には新しい民家も建っているため、更なる買取りは難しいだろうとのこと。

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現地に着くとすぐに自由行動になり、2時にここに集合ね、ということで、玄関前の無料「ししなべ」コーナーは混んでいたので、奥で「かやくごはん」が売っているという情報を耳にして、女性4人は食べ物コーナーへダッシュ。売り切れる前にゲットしておかなくては。

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「しものごう・まんぷく市」と「しものごう・やよいの広場」の2つに分かれていたことは、帰宅後、チラシを見て初めて気づきました。弥生食か、現代食かはこの際、関係ありません。おいしければよい。

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貫頭衣を着ている人たちが、「稲と雑穀の会」の皆さん。10名ほど(シニア率高そう)で活動されているそうです。この公園内の「体験水田」(奥のほう)で、稲作をしているボランティア団体で、毎年、子どもたちを募集して、その親御さんたちと一緒に稲作体験をされているとか。「じいちゃんズ」の方たちが最初にここで活動を始め、そのあと、「稲と雑穀の会」が誕生したようですが、重複メンバーありとのこと。気が合わんとやれんやろ・・・みたいなお話でした。農家の方ではないようですが、新住民もメンバーに含めての活動みたいです(赤米がゆ食べながら伺ったので、かちっとした情報ではありません)。

赤米かゆの壺。

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大人気の火おこし体験コーナー。

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今日一日で、1,000人ほどの人出だったとか。

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若鮎保育園は職員さんが赤米クッキーやあかまいせんべいを販売されていました。プログラムを見ると、私たちが着く前に、若鮎保育園親子ダンスとかあったみたいです。(自分とこのまちで、こういうのに、割り当て義務として参加させられてきたのは、すごく苦手だったので、う~ん、なのですが、他所の活動は美しく見えたりして)。義務じゃなくて、純粋にやりたい人だけがやる仕組みって、可能なのでしょうか??

「稲と雑穀の会」の活動状況。この会には今日、2度もスカウトされました。特に、女性が少ないみたいです。女性メンバーは、今関信子さんの『弥生人の心にタッチ!開いたタイムカプセル「下之郷遺跡」』(くもん出版、2013)を販売されていました。

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デジカメで写真撮影をして回っている写真班のようなおじさんがいて、名札見せて貰ったら、PCクラブのボランティアさんとのこと。出店メンバーを回って、記念撮影して、100円で写真入りカレンダーの作成を請け負っているようです。

PCクラブのブース。

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「じいちゃんズ」(たぶん)の工作コーナー。どんぐり細工。

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しめ縄づくり。

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ミサンガやストラップ作成コーナー。大人気。「弥生織り」の展示も。

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「じいちゃんズ」の活動パネル。

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常設展示コーナー。

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映像コーナー。環濠の底に杭を打った「しがらみ杭」を再現展示しているようです。

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この後、受付の職員さんに少しお話を伺おうとしたら、(埋文センターの)人がいるからあの人に聞いて~~みたいな感じで、埋文Kさんを捕まえました。お話聞かせていただけますか・・・というと、じゃあ、こっちで、みたいな感じで倉庫のほうへ向かう道すがら、「高槻市から来てまして、10人ぐらいで」・・・「じゃあ、皆さんにご説明しましょうか?」という話になり、慌てて市職さんを呼んで来ました。結局、1時に集合して、皆でお話を聞かせて貰うことになりました。

それまでの間、まだ見てなかった体験田に行ってみることに。そこでは、復元環濠を生かして、「弓矢で狩りに出かけよう」ゲームをやっていました。

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1時になったので、お話を伺いに。てっきり、埋文Kさんのお話と思っていたのですが、昨夜の講演会から来られていた岡村道雄先生がお相手して下さることに。本日、同行して下さった高槻市の文化財課の職員さんとは、旧知の間柄とお見受けしました。岡村先生のお名前は、旧石器捏造の話題とセットで私の頭にはインプットされていますが、当時読んだ本だか文献だかは、一体何で、どこへ行ってしまったことでしょう(何となく記憶に残っているのは、騙されなかったのは、山中一郎先生みたいなフランス考古学やってた人ぐらいだった、とか書いてあった気がします)。今日、あとで聞いたお話では、岡村先生は、当時の文化庁の主任調査官をされていたとか。現在は奈文研の名誉研究員でいらっしゃるようですが、「杉並の縄文人」と書かれた名刺を回して下さいました。

岡村先生のお話は考古学批判と、安満遺跡にまつわるお話でした。途中、ふと、メモを取っていたコンサルさんに、「あなた新聞記者じゃないよね?」と言われたので、ここだけのお話だったのでしょう。たぶん書いてもOKな話としては、「全国に1,700も遺跡があるが、指定して整備すればいいというものじゃない。その半分以上は、迷惑な場所に、蛇が出たり蚊が出たり、デッドスペースになっている。皆が楽しんでもらえる場所にしないと」「行政はダメだ。今日は、活動団体の人が集まって来て、市長も無視できずに挨拶に来て、国会議員も来た。票にも繋がるから。商工会議所も絡んでいる。」「遺跡、地域の自然も含め、行政が仕切る時代は終わった」・・・この辺のお話は、ぜひ、高槻市の埋文の皆さんに聞いていただきたいところです。

今日、目にして嬉しかったのは、ワゴン車とは別にお子さん連れで参加された市民WSのメンバーさんや、3人のお子さん他を引き連れて参加してくれたコンサルさん(パパは最後は、地面にシートを引いておむつ交換してましたよ)、近隣住民向け説明会を終えてからスーツ姿で駆けつけてくれた事務局さんなど。

最後に、正面の看板のところで、記念撮影をしました。そして、「ししなべ」を食べ忘れたことに気づいてショック!

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本日のお土産。赤米の栗ごはんも、赤米クッキーも大変おいしかったです。

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それにしても、安満遺跡史跡指定への道のりが平坦ではなかったことも知り、埋文の方々とドンパチするのもよくないと改めて思ったのでした。