熊本市動植物園
昨日、熊本市動植物園に行って来ました。目的は、JAZA(公益社団法人日本動物園水族館協会)の第二回シンポジウム「いのちの博物館の実現に向けて」を聞きに行くことでした。そちらは、Twitterに書いたものを、福武忍さんがまとめて下さっていますので、下記をご覧ください。
JAZAシンポジウム 「いのちの博物館の実現に向けて-消えていいのか、日本の動物園・水族館」熊本回 http://togetter.com/li/476853
ちなみに1回目、東京であった回の、まとめはこちらです。
JAZAシンポジウム 「いのちの博物館の実現に向けて-消えていいのか、日本の動物園・水族館」に参加された takibata さんの私的まとめ http://togetter.com/li/449311
で、ほぼ1年ぶりのブログの方は、写真集です(はてなダイアリーから引っ越して来ました)。熊本市動植物園、とてもよかったので、記録に残しておきたくなりました。全体に、パネルや手書きの説明が充実。あと、植物園と一体化しているので、動物園部分の植栽にも、しっかり植物名を示す札がついている点が、好感が持てました。飼育施設も、計画的にリニューアルされています。以下、私が回った順です。
フンボルトペンギンのコーナー、建物を覆うのが人工ツタなのがちょっと残念。周囲の植え込みは見事です。
動物園の入口入ってすぐの正面には、クロクモザルの島がありました。
ワオキツネザル、赤ちゃんがいます。
一番感激したパネル(というか掲示?)はこれ! カバ飼育担当の北川さんの作品です。俄然、アフリカに行きたくなりました。
キンシコウ、毛の艶がいいです。キンシコウは、以前、北京動物園でも見ましたが、向こうの人はキンシコウにも平気で食べ物を投げるので、ちょっと~と思って見ていました。熊本では、静か。
新しいチンパンジー舎、京都大学野生動物研究センターとの共同研究の成果。たくさん垂れ下がっているのは、消防用のホースだそうです。
これは何だろう、と思って入ってみると、ニホンザルの展示コーナーでした。サルはまだ入っていませんが、里山、奥山の暮らし、植物が分かる周辺部分は公開されています。
カピバラコーナー。ペンギンコーナーの後ろにありました。さっきは気づかなかったのですが、割と広いです。
シフゾウの角。こんな風に置いてあると、持ってみたくなります。あ、もちろん、生きたシフゾウも奥にいます(何となくトナカイに似ているような気が・・・)。なぜ、シフゾウというのかの説明もありました。
肥後五鶏の展示も。天草大王、迫力あります。
園内風景、いい感じです。ここが、カバを飼うことになるかもしれない水辺?この先に、江津湖があります。
植物園へ。生垣の見本がずらっと並んでいるのがユニークだと思いました。
このきれいな花は何でしょう? 株元に、ラビット・アイ・ブルーベリーの札があるのですが・・・。よくわかりませんでした。
肥後椿、残念ながら、盛りを過ぎていました。他に、肥後菖蒲園もありました。文化の香り高いです。
このあと、温室も入ったのですが、温室は規模が小さくちょっとがっかり。ヤシの木は見当たりませんでしたが、この温室の高さでヤシを植えたらすぐ天井につかえてしまうから、賢明な選択なのでしょう。タコノキが日本固有種だと知ったのは収穫でした。
園内のあちこちに、「ず~ばってん」の案内板が。
しだれ桜が見事です。
ホタルの水辺コーナー。
JAZAシンポの会場になった動物資料館の中に、江津湖の魚の展示コーナーがあり、うれしかったです。在来種は青、外来種は赤の魚型ラベルで種名が表示されていました。
ウナギとエビ。
ムギツク、「稚魚なのでヒレが橙色です」との説明がありました。一番、気に入った魚です。
ず~ばってん(動物園大学)のポスター会場。
JAZAシンポジウム、司会の木下直之先生。
そして、パネラーの皆さん。ナマの遠藤先生を初めて拝見。
お見送りは、アムールトラのチャチャ。昼間はゴロンと寝ていました。
市電に揺られてガタゴトと帰りました。
熊本市動植物園公式サイト:http://www.ezooko.jp/