京大農場オープンファーム2014

11月3日(月)、京大農場オープンファームに今年も行って来ました。前日に初めて知って、コノフィツムの植え替え実習があるとのことで、これはぜひ行かなくては、と思い立った次第です。もう、オープンファーム自体、去年が最後と思っていたのですが。去年のオープンファームの様子はこちら。↓


京大農場オープンファーム2013 - takibata's blog

今年のオープンファームの公式サイト。→ オープンファーム2014

朝一で行って、午後の農業体験実習の申込みをして、農産物即売でビオラの苗とか買ってすぐ帰ろうと思って家を出たのですが、結局、会場に着いたのは、総合受付開始時刻の9:30.すでに長い列が出来ています。「多肉植物株分け」は定員12名だから、もう無理かな?と心配しつつ、順番待ち。

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幸い、「多肉植物株分け」は予約が取れました。農産物即売は長蛇の列。つい欲を出して、農場ツアー(果樹園コース)も回ってみようかと列に並び直しましたが、なかなか前に進みません。そこに、突然、肩を叩かれ・・だったかな? 安満遺跡公園WSでご一緒したK氏の姿が。稲刈りやろう、まだ10時の回空いてるし、と誘われて、なりゆきで「農業体験(イネの収穫)」の列に回りました。

で、すぐに、稲刈りにGo!

走りながら撮影した即売コーナーのシクラメンとパンジー・ビオラ苗。売り切れずに残っているかなー、と心配。

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鎌も軍手も全部準備して下さっていて、お手本を見せて貰ってから、田んぼで稲刈り。わあ~こんなの、人生で最初で最後かも、とかおおはしゃぎしました。お手本のお兄さんはスパッと一刈でしたが、私は、ギコギコ、のこぎりで切るような感じ。難しいというか、刈れるけどギコギコで、かなりの重労働です。こんなのを一日、一週間とかするとしたら、大変だなーー。

縛り方の実演。↓

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私が刈った稲。↓

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二股のところをしっかり割って干さないといけないそうで、これが難しい。

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さて、ここで農業機械の紹介です。これがすごい。生まれて初めて間近で見たコンバインを動画でご紹介。農家出身で手伝いさせられている方からすれば、何言ってんだ、の世界でしょうが・・・・。


2014年京大農場オープンファームコンバイン編 - YouTube


2014年京大オープンファームバインダー編 - YouTube

ちなみに、この案山子は怖かった。↓

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大満足で、即売コーナーで柿とコノフィツムシクラメン、パンジー苗を買って帰りました。

帰り道で見つけたアカハネオンブバッタ。踏まれている。

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早速、松本さんにご報告です。→ ホーム - Atractomorpha Project

お昼食べに、一旦帰宅。今日買ったコノフィツムシクラメン、パンジー。↓

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自宅の水遣りを済ませて再度、京大農場へ急ぎます。朝、気になっていたオナモミぽく見える実を撮影。近縁種の帰化種なのでしょうか?

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京大農場に隣接の農地&市有地にアオサギが。

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さて、午後の部。お楽しみの「農業体験実習(多肉植物株分け)です。まず、K先生から多肉植物の体のつくりの説明。パワポが使えないから、と紙芝居方式で説明して下さいます。

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下の写真は、リトプスの花。

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これは、絹巻の仲間かな?きれいな株です。↓

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懐かしの松井謙次さんのお名前が。↓

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さて、Sさんでしたか、植え替えの実演をして下さいます。鉢から抜く時、ピンセットで鉢の内側を刺して行く、というのが、この日習った最大のコツでした。あと、古い皮をピンセットできれいに剥がさないと、そこから腐るとのことです。この作業はかなり根気がいりそう。

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教材のコノフィツムたち。ここから、好きなのを一鉢ずつ取ります。どれを取ろうか迷ったのですが、持ち帰った後の育てやすさを考えて(大きいのが簡単とは限りませんが)、いかにもコノフィツムらしい足袋型の大きなのを選びました。

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道具は全部揃えて下さっていて、恐縮。

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こんな感じでばらして、植え替え。用土は、赤玉土鹿沼土を等量です。

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葉は大きいけど、株としては分けるほどでもない株だったので、作業はすぐ終わってしまいました。完成品。↓

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う~ん、もっとややこしい細かい大株を選ぶべきだったかな。結果的に、植え替えの必要度の高そうな株が残ってしまい、申し訳なかったです。最初に気づけばよかった。この作業は楽しいので、植え替えのアルバイト要員として雇ってくれないかな、とか。明らかに、人生を間違った気がします。

ところで、この辺りから、デジカメに変な設定が入ったかして、写真を撮っているつもりが動画撮影モードに勝手に切り替わっていました。気づいたのは帰宅後。

植え替え実習が終わったあと、ちょうど農場ツアーが始まる時間だったので、だいぶ寒い風が吹いていましたが、欲を出して果樹園コースに参加することにしました。午前中が暖かくて、汗ばむほどだったので、午後からは上着を置いて来てしまい、どん冷えになりました。それで、あとは、デジカメで勝手に撮れてしまったヘンテコ動画を貼っておきます。梨、柿、ブドウ、柑橘類の紹介の後、ルンバみたいな自動草刈り機の紹介が入っています。変な音は、デジカメのズーム音です、すみません。


オープンファーム農場ツアー - YouTube

今年の3月に「ブドウの挿し木イベント」をやった跡地は、高槻市の所有地となり、寂しい空き地になっていました。


ぶどうの挿し木イベント - takibata's blog

ここが桃畑で、一緒に回った農場隣接地にお住いの女性は、春になると桃の花がとてもきれいに見えるのに、市は、伐ってしまうのか、と。多くの参加者が口々に、京大農場と、ここに植えられた果樹が無くなってしまうのを惜しんでおられました。

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ツアーの最後に戻る道すがら、この草の生え方の違う場所が、URの買った土地と高槻市が買った土地の境目だと伺いました。業者が別々に草刈りに入るので、雑草の伸び方が違うと。アオサギが1羽、飛んで行きます。遺跡があり、手のかかる果樹が市では管理出来ないというのは、何度も聞かされているので(何で私が他の参加者にこっそり事情を説明する羽目に、と思わなくもないですが)。「遺跡って言うけど、今城塚だって、昔はもっと池とかあって自由に楽しめたのに、今はすっかり変わってしまって」と、長年高槻にお住いの方は愚痴っておられました。

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帰路、寒さに震えながら、途中までこの女性とご一緒したのですが、黄色いテープを巻いた木は切らずに残すらしいですよ、と聞きました。

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かくして、楽しくて充実していて、最後に少し悲しかった京大農場オープンファームの1日でした。準備万端整え、また午後は寒い中、ご案内下さった京大農場関係者の皆さまにお礼申し上げます。コノフィツム、大切に育てます!